曲川の大杉看板画像

小杉の大杉全景画像

山神様画像

 樹齢は俗に1000年といわれ、根回り6.3m、樹高約20m、枝張り17mもある巨杉。幹が三又状に分かれており、その根元には山神様が祀られています。
 「村内の小杉地区にある大杉」ということから、小杉の大杉という愛称で村民に親しまれてきました。
 映画「となりのトトロ」のトトロに形が似ていることで有名になり、夫婦杉、縁結びの木、子宝の木とも言われ、パワースポットとしても知られます。村内で一番といってもいいほどの観光スポットであり、年齢層問わず多くの観光客が訪れます。
 大地の田圃中にそびえ立つ姿は雄大荘厳で、村の人々からも「小杉の大杉」という名称で慣れ親しまれてきました。
 そのため、小杉の大杉に関する言い伝えが多く存在し、なかでも新庄藩初代藩主が体験したとされる出来事が代表的で、「新庄古老覚書」に記されています。内容は以下のとおり。

 “昔、新庄藩の殿様が曲川に正月鷹狩にいったところ、にわかに大吹雪となり、先達の案内で杉の大木の下で風雪を凌いでいた。そのときの人数は15人連れで、木陰で一行が二列に並んだが、枝張りが良いため少しも風があたらなかった。
 しばらくして大吹雪もやんだので、その木の下からでて10間ほど歩き、振り返って大木を見ると、葉が茂り幹も見えない大木であった。殿様は大変不思議がり、「これはどうした大木だ」と先達の村人にたずねた。村人は「この杉はお目にかけることはもちろん、話にも出してはならない木なのです。ただ、今は大吹雪で凍死寸前だったので、やむなくこの木の下にご案内しました。この木は曲川の大杉と言って、昔は2本あったのですが、1本は最上義光公がこの大杉の噂をお聞きになり、大勢の人夫をだして切り倒してしまいました。それからというもの、この大杉の西沢目の村には悪いことばかり起こるようになり、現在でも貧乏なのです。今はお殿様がほど近い新庄におられますので、もしこの木がお目にとまりご用材になってしまえば、西沢目の村はなおいっそう貧困になってしまいます故、この木の話は申し上げませんでした。なにとぞこの木のお話はなさいませぬよう」と答えた。”
 吹雪もおさまり、お殿様はそのまま帰ったが、帰り際にまた大杉を振り返ってみると、不思議なことに大杉は普通の杉と同じように見えた。
 その後、この大杉は神木として現在まで大切に守られてきました。

〒999-5206 山形県最上郡鮭川村大字曲川60
お問い合わせ 鮭川村観光協会 電話 0233-55-2111
アクセス 新庄駅より 車で30分

 

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