鮭川歌舞伎

鮭川歌舞伎画像鮭川歌舞伎は、村内4カ所の村芝居が合併して結成されたもので、起源は古く安永2年ごろ、江戸歌舞伎役者により伝承されたものが、引き継がれてきた。
今までにも後継者難や衣装破損によって上演不能になったこともあったが、昭和47年、東京の歌舞伎役者市川千升座長により衣装の寄贈を受け、同年保存会を結成することとなった。
そして、49年には鮭川村指定文化財第1号として保存されている。
毎年6月に定期公演があり、代表的な出し物は、仮名手本忠臣蔵全通しを始め、義経千本桜、白波五人男など。また、子供歌舞伎も同時に行われている。

俳句

本村の俳句を詠む歴史は古く、およそ藩政末から明治維新のころ農民の中でも一部愛好されていたものといわれている。
明治の中期には本村出身の俳人高橋普吉(1869~1947)が上京し、芭蕉の9代目の弟子にあたる細鱗舎松江に師事を受け、宗匠となった。その後多くの門人を得、薫風を極めたと言われており、村内においてもこの時期は俳句文芸が特に活発になった。
その伝統は、「雅秀会」の活動により今日に受け継がれている。

問い合わせ先

鮭川村中央公民館